安易にトレードの相談グループとかに入らないほうがいいよ

トレードへの道

トレードを学んでいると、何度も迷いが生じる十字路にぶつかるものです。一般的に、トレーダーの成長プロセスはだいたいこんな感じでしょう。

  1. トレードってめちゃくちゃ稼げるじゃん、と思う
  2. とりあえずやってみる。適当に注文を出し、取引所の基本的な使い方を覚える
  3. 稼げちゃった。最高。さらに資金を投入するが、結局「小利大損」に陥る
  4. ロスカット(強制決済)。そして追加入金
  5. トレードは専門職であり、甘く見てはいけないと気づく。副業感覚では無理で、専業レベルの覚悟が必要だと知る
  6. ローソク足を見始め、移動平均線、フィボナッチ、トレンドラインなどの基礎的なテクニカル分析を学び、簡単なチャート分析を始める
  7. 「自分は無敵だ」と勘違いしてトレードを続け、資金を溶かす。入金してまた勉強
  8. トレードや金融の原理を深く学び始める。様々なエントリー手法を覚え、利確と損切りの設定を始める
  9. 「バフェットを超えた」と自惚れてトレードし、また資金を溶かす。そして入金
  10. 迷走する。諦めるか、それとも学習を続けるかの選択を迫られる

今これを読んでいるあなたは、第何段階にいますか? 理論上、毎日トレードを続けて2年後の勝率は、わずか0.5%程度と言われています。ここで言う「勝ち」には、たった1ドルの利益も含まれます。

そこで多くの人は、トレードグループやKOLの先出しグループ、自称「先生」のシグナル配信グループに入ろうとします。入った瞬間は「ようやく居場所を見つけた。これで配信通りにやれば年収1億円、働かずに不労所得だ」なんて思うわけです。

大抵、配信者は自分のアフィリエイトリンクで取引所に登録させようとします。あなたが追加入金してトレードを続けるたびに、配信者には多額の手数料が入る仕組みだからです。あなたが稼げるかどうかは二の次で、とにかく注文さえ出せば手数料が入る。配信者はそれだけで年間数億円稼ぐこともあります。

⚠️ 潜むリスク

この業界に長くいて分かった、配信者のタイプをいくつか紹介します。

1. PUA(マインドコントロール)型 BTCが上がったら、高値掴みのポイントを提示して追わせます。利確や損切りの指示は出さず、深夜に突然「全決済」や「損切り」を通知します。ついていけずにロスカットされると、「今夜のあんな重要なトレンドにエントリーしておいて、チャートを見てなかったのか?」と説教されます。

2. 手数料稼ぎ特化型 自分のリンクで登録させ、コピートレードのアカウントをフォローさせます。「心配いらない、俺についてこい」と言うタイプです。 中にはまともな人もいますが、チェックすべきは「無駄なトレードを繰り返していないか」「収益曲線はどうか」「最大ドローダウンはどの程度か」「どの通貨を好むか」です。可能なら過去の全履歴を確認すべきです。

配信者が信頼できるかどうかについては、また後日詳しく解説します。

3. 謎かけ(ポエム)型 このタイプは「精神性」が非常に高いです。配信で稼いでいるくせに、小難しいテクニカル分析を並べ立てます。予想が当たれば「ほら見たことか、みんな乗れた?」と言い、外れれば「ここはこういう局面だが、まだ不安定だ」とはぐらかします。 謎かけを続ける意味が分かりません。稼がせたいなら直接指示を出せばいい。そんなやり方で、教え子が自立してトレードを学ぶとでも本気で思っているのでしょうか?

4. テキスト配信型 コミュニティやグループで「BTC 60100ショート、利確58700、損切り61000」のように指示を出すタイプです。玉石混交ですが、見るべきは扱う通貨ペアとリスクリワード比です。 例えば、100でロング、110で利確、90で損切りならリスクリワードは1:1です。これを続けるなら高い勝率(50%以上)が必須になります。この手の配信者は過去ログを漁り、TradingViewなどで自分で検証してみるのが一番です。

🚩 信念(バイアス)を捨てる

配信者やチームを盲信してはいけません。特定の通貨に固執するのもNGです。あなたは稼ぐためにこの市場に来たはずです。ロングすべき時はロングし、ショートすべき時はショートする。「ガチホ」だの「信念」だのといった言葉に惑わされてはいけません。