outer heaven

このサイトは僕個人の日記なんだけど、最近は日常のことを全然書いてなかったな。でも、今日は記録しておかないと。本当に嬉しい一日だったから。

これまで僕のトレードチームはずっとブロックチェーンの取引をやってきた。でも、これまではオーダーフローとかを使った一般的なテクニカル分析で、エントリーして利確・損切りを設定して、リスクリワードを計算して、建値決済や利確を繰り返すっていうスタイルだった。毎週、毎月、現物の利益を計算する日々。

それと並行して、ずっと進めてきたのが量化トレード(クオンツ)とAIを組み合わせた研究だ。これはかなり長期のスパンで取り組んできたプロジェクトだった。

一昨日、ようやく最後の一行を書き終えて、昨日はコードの最終調整をしてから実弾での運用を開始した。データベースの数字と利益が正常に動いているのを見て、本当に感動したよ。このシステムは過去データに頼らなくても、どんな状況下でも年利40%を底堅く狙えるんだ。

これまでの戦略に比べれば数字自体は驚くほど高くはないかもしれない。でも、これは現物やレバレッジ1倍の先物、それに大型銘柄や米国株を対象にした戦略で、ドローダウンも極めて低い。機械は人間より理性的だから、ルール通りに淡々とトレードしてくれる。

これが僕たちの「経済的自由」への第一歩だ。これからは利益分だけで先物トレードを回せるようになるから、リスクを過度に心配する必要もなくなる。この一歩は本当に大きい。

不労所得がある未来っていうのは、最高に気分がいいね。一定期間ごとに、ほぼノーリスクで口座のU(USDT)が増えていく。レンジ相場、暴落、一方的なトレンド……あらゆる極限状態をテストしたけど、ボットは驚くほど冷静に対処してくれた。

僕は他の仕事の兼ね合いもあって、本当にいろんな人間と接してきた。でも、関われば関わるほど、まともな人間に出会える確率の低さに絶望する。「まともな人間」っていうのは、まっとうな是非の判断ができて、論理的に考えられて、物事に対して独自の視点を持っている人のことだ。でも……本当にいないんだよね。ましてや、そんな「まともじゃない」大多数の人たちと協力したり仕事をしたりするのがどれだけ大変か。

景気もどんどん悪くなっている。だからこそ、僕は金融トレードの世界に「アウター・ヘブン(天国)」を築こうとしてきた。人脈にも頼らず、コネも作らず、上司との飲み会もせず、くだらないトレンドも追わない。ただ安定した高収益を手に入れる場所。

そして今、僕はそれを成し遂げたんだ。

独りよがりの投資なんて、結局はただのギャンブルだよ

人生にはいろんな形のギャンブルがあるけれど、僕に言わせれば、それが本当にギャンブルかどうかはもう一歩踏み込んで考える必要がある。つまり、「ギャンブル」を再定義してみるんだ。

まずは、百度(バイドゥ)で「ギャンブル」の理論的な定義を調べてみよう。

「ギャンブルとは、カードやサイコロなどを用い、価値のあるものを賭けて勝敗を争うゲームであり、人類の娯楽の一種である。文化や歴史によって意味合いは異なるが、西洋社会では経済的な定義として『不確実な結果を伴うイベントに対し、より多くの金銭や物質的価値を得ることを主目的として、金銭や価値あるものを投じること』とされている。」

これが一般的な定義だ。じゃあ、この定義に照らし合わせて、日常生活に潜む「ギャンブルではないけれど、本物のギャンブルより恐ろしいギャンブル」を見ていこう。

さあ、賭け狂いましょう(Let’s start placing bets)!

**【教育】**
大企業に勤めて月々1、2万元の給料をもらっている大人が、自分の労働価値を「学区房(名門校の学区内にある物件)」に全突っ込みする。子供を良い学校に入れ、競争の渦に放り込む。目的は、自分がかつて叶えられなかった夢を子供に託し、将来より多くの金銭や地位を得させることだ。

でも、子供の将来がどうなるかなんて、本来は複雑で不確定な要素だらけのはず。それなのに、学区房を買い、塾に大金を注ぎ込んだ親たちは、いつの間にか「ギャンブラー心理」に陥ってしまう。子供に過剰なレバレッジをかけ、「裏切ることは許さない」と期待を押し付ける。

その結果、若い親たちも、かつて自分が嫌いだった大人へと変貌していく。「こんなに苦労して食べさせて、何不自由なく育ててあげたのに、なんで成績が上がらないの? パパとママに申し訳ないと思わないの?」感情を抑えられない親は、ヒステリックに叫び散らす。

これって、カジノのテーブルでずっと「バンカー」に賭け続けているのに、毎回「プレイヤー」が出て発狂しているギャンブラーと同じじゃないか? 「なんでバンカーに賭けてるのにプレイヤーが出るんだ! 俺をバカにしてるのか!」と。ただ、カジノなら「確率の問題だ」と諦めもつくが、子供相手のギャンブルでは、親は「全勝」以外の結果を認められないんだ。

**【不動産】**
2008年頃から不動産価格は爆上がりした。地方の小さな町でさえ平米1200元から8000元になり、大都市なら言わずもがな。立ち退きバブルも重なって、周りにはリアルな「成金二世」が溢れかえった。

80年代・90年代生まれが経済力を持ち始めると、当然この不動産バブルの波に乗ろうとした。でも、その頃には二線級以上の都市の価格は平米3〜4万元。100平米の家を買うのに400万元もかかるが、給料はそれに見合うほど上がっていない。

それでもみんな計算した。「400万の家が倍になるのは無理でも、10%くらいなら上がるだろう。400万の10%は40万。これってすごい金額だぞ」と。

こうして人々はレバレッジをかけて家を買う。「不確実な結果に対して、金銭を投じ、より多くの利益を得る」——これこそ定義通りのギャンブルじゃないか? 一般のサラリーマンが銀行から借金し、自分の未来の20〜30年を賭けて、一攫千金を狙う。なのに誰もこれを「ギャンブル」とは呼ばない。しかも「借金してまでやるギャンブル」なのに。

コロナ後、多くの地域で価格が暴落した。家2軒分の価値が1軒分にまで下がった友人もいる。完全に「負け」だ。それでもみんな、これがギャンブルだったことも、自分が負けたことも認めようとしない。そしてこう強がるんだ。

「まあ、家はそこにあるわけだし!」
「30年かけてゆっくり返せばいいさ。30年後には金の価値なんて下がってるよ!」

彼らは信じている。30年後にはインフレで借金が目減りし、家を売れば誰かが高値で買ってくれて、土地はずっと自分のもの、建物の管理もずっと万全で、何より自分自身がこれからの20〜30年、病気もせず、リストラもされず、何一つ悪いことは起きないのだと。

協力するって、本当に疲れるよね

タイトルを見れば、僕が何を言いたいか分かるはず。協力して何かをやるって、本当に疲れることなんだ。

ある人は「仕事でバカに遭遇すると、逃げ場がなくて最悪だ」って愚痴をこぼしてくる。

仕事場にいるバカにはいくつかパターンがあるよね。自分より下の立場のやつがバカで、仕事が遅い上にミスばかりして台無しにするとか。同僚がバカだと、「なんでこんな奴と一緒に仕事しなきゃいけないんだ」って呆れる。上司がバカな場合は、もう右から左へ受け流すしかない。「またバカな上司が言ってるよ」ってね。

その後、僕は会社を立ち上げた。会社を経営すれば、他社や組織との協力は避けられない。一番致命的なのは、取引先(上流)がバカなケースだ。もちろん、表面上は良好な関係を保ってる。それは単に、こっちが相手にするのが面倒で我慢してるだけなんだけど。

上流の担当者がうちに来ると、よく事業にあれこれ口を出してくる。こっちは反論もしにくい。そいつはうちの製品ラインナップについて無知すぎて、もしうちがマクドナルドだとしたら、「なんで他所にはあるポテトやコーラがここにはないんだ?」って言い出すレベル。

たまに「うちのポテトとコーラはこだわり抜いた一級品ですよ」って説明しても、そいつは覚えちゃいない。次に来た時も、また同じことを繰り返す。

正直、PTSDになりそうな感覚だよ。そいつが来ると「またかよ」って思う。僕は外回りでいないことが多いから、そいつのPUA(心理的支配)を回避できるけど、会議に出てる社員はこっそりスマホで内容を報告してくる。

少しでも建設的な意見があるのかと期待してみるけど、こっちの業績が上がっても、そいつの言うことは相変わらずのテンプレ通り。会社にずっと詰めている相方の共同経営者は悲惨だよ。毎日そいつの雑用を押し付けられてる。

結局、ビジネスチェーンで上流に依存している以上、自分のメンタルを鍛えるしかない。そうすれば、相手のPUAを受けても心のダメージを減らせるから。

起業してからずっと痛感しているのは、対人のビジネスは、大抵の場合「疲れ」と「苦痛」に満ちているってこと。特に、相手のリーダーがマウントを取ってきたり難癖をつけたりするタイプだと、飲み会でも現場でも……ずっと顔色を伺ってなきゃいけない。

僕はそんな人生、御免だ。嫌なことや嫌な奴を見続けるのは嫌だ。だから、トレードの道を選んだ。トレーダーになって、社会的な分業から抜け出すチャンスを自分に与えたんだ。

……それから長い時間が経った。

安定して利益を出せるようになった時、ようやく元の生活環境から抜け出すことができた。他人の顔色を伺わなくても生きていけるんだ、無理に協力しなくても大金を稼げるんだ、人生ってこんなに素晴らしくなれるんだって気づいた。

協力は疲れる。もし君もそう感じているなら、無理に順応しようとしなくていい。疲れると感じている時点で、それは君には合っていないんだ。本当に順応できるなら、疲れなんて感じないはずだから。

自分を追い込む必要なんてない。人生、たった数十年しかないんだから。

トレードをやりたがってる友達の話

これは、トレードの世界に足を踏み入れた僕の友人の物語だ。彼が自ら道を切り拓こうとした経験が、稼ぐことやトレードに興味がある皆さんの参考になればと思う。

仮に彼の名前をAとしよう。Aはなかなかのイケメンで、学歴も学部・修士ともに211工程以上の名門校出身。幼い頃から成績優秀で地頭も良く、大学時代はいわゆる「デキる学生」として、考えうる限りの栄誉を総なめにして南部の985工程(超一流大学)の院に進学した。

ここで一つ知っておいてほしい。高学歴な人間には共通の「病」がある。それは、目に見えることはすべて自分なら難なくこなせると自惚れてしまうことだ。そして、それが彼らの致命的な弱点にもなる。

Aも例外ではなかった。僕らが普段からよくつるんでいたこともあり、彼は僕のチームがトレードでかなり利益を出していることを知っていた。ある日、Aは僕を食事に誘い、「どうすればトレードができるようになるか」を相談してきた。どの取引所に登録すべきか、といった具体的な話からだ。

さすがだと思ったのは、彼の情報収集能力の高さだ。何事も飲み込みが異常に早く、あっという間に取引所の使い方や各種ボタンの仕組み、裏側のロジックまでを把握してしまった。

しかし、次にトレード学習者にとって最初の壁がやってくる。「注文を出す」ことだ。実際にUSDTを入金し、最初の一歩を踏み出すには相当な勇気がいる。それまで学んだ知識を、身銭を切って実践に移さなければならないからだ。

金融トレードというのは、一見すると非常にシンプルな商売に見える。例えば、ビットコイン(BTC)の価格が今いい感じだと思えば、「買い」をクリックして10倍のレバレッジをかける。BTCが1%上がったところで売れば、元本に対して10%の利益が出る。そこで利確して、おしまい。

この「ロング(買い)」と「ショート(売り)」という二つのボタンしかないシンプルさ、そして期待値の高さが、人にギャンブルの火をつけてしまう。だからこそ、上げ相場だろうが下げ相場だろうが、常に多くの人間が強制ロスカット(破産)を食らうのだ。

Aは非常に慎重だった。最初は順調に利益を出し、彼なりにトレード観を語り始めた。「これ、実はそんなに難しくないね。チャンスさえ掴めれば……」と。まあ、安く買って高く売れば儲かるという理屈は、確かにその通りなのだが。

その後、相場がレンジ(横ばい)に入ると、Aはそれまでの利益をすべて吐き出した。そこでようやく自分の力不足を悟り、トレードの知識を本格的に学び始めた。トレードの世界には、それこそ「派閥」が山ほどある。チャンルン(纏論)、裸K(プライスアクション)、インジケーター、テクニカル流、フィボナッチ、ギャン、ダウ理論……。

学究肌のAは、あろうことか全ての流派を網羅してしまった。ところが、学べば学ぶほど、また負け始める。985工程の院生である自分が、なぜこんなに苦戦するのか。ある時、Aとこんな会話をした。

A:「知っている限りの手法は全部学んだはずなのに、全然うまくいかない。お前らはどうやって利益を出してるんだ?」

僕:「僕らも散々負けた末に、ようやく自分たちの『トレードシステム』を構築して、それでやっとトレーダーたちが勝てるようになったんだよ」

A:「『システム』なんて抽象的すぎて怪しいな。もっと金融の論文や、コンピューターによるクオンツ・トレードの論文を調べてみるよ。そうしないと、このまま負け続けるわけにはいかない」

ここで僕らの道は分かれた。彼の考えが正しいかどうかは断言できないが、少なくとも僕は、金融の専門家がトレードの怪物になった例を一度も見たことがない。たとえ彼らが、スマホの画面越しに見る「ファンドマネージャー」だったとしてもだ。

その後、AはC9(中国のトップ9大学)のコンピューターや金融の「大物」たちを訪ね歩いた。その面々の肩書きは恐ろしいほど立派で、日々さまざまな会議に出席し、メディアやSNSでもてはやされているような連中だ。

ある日、Aが言った。あるグループに入ったのだという。そこにはクオンツの手法や数式、アルゴリズムが溢れていて、管理人はC9の大学を卒業後、アメリカのアイビーリーグで金融の修士を取り、数々の国際会議に参加している人物だそうだ。Aはその資料を必死に読み込んでいた。

もちろん、僕は自分の意見を押し付けたりはしない。ただ、もしその人物が本当にそれほど凄いなら、判断基準は一つだ。「その人物の実際のトレード履歴(約定履歴)と収益曲線を見せてくれるか?」

もし君が、いわゆる「アカデミックな雰囲気」に惑わされそうになったら、一度考えてみてほしい。もしC9クラスの大学教授の学術的な能力が、そのままトレード能力に変換できるのだとしたら(本当に実力がある前提だが)、彼は一体どれほど恐ろしいトレーダーになっているはずだろうか?

底辺同士の潰し合いって、どうして起きるんだろう

ここで言う「底辺」とは、認知レベルや収入の多様性が著しく制限されている人、あるいは、この記事を読んでいるあなたの基準から見て、収入やいわゆる「社会的な地位」が下にある人たちのことを指しています。

実際、私たちの社会において「底辺同士の足の引っ張り合い」は避けがたい側面があります。その主な要因は、法整備の不備、そして人間性や業界構造そのものの問題にあります。

業界による違い

国内のあらゆる業界は分業化されており、収益の上げ方は大きく分けて以下の数パターンに分類できます。

  1. 生産型:自ら物を生産し、需要に応じて販売して収入を得る。農業や製造業などがこれにあたります。
  2. 組み立て型:他人が作ったものを仕入れ、仲介者としてプロモーションや加工(組み立て)を行い、サービスとして提供する。自動車販売や飲食業などが代表的です。
  3. 引き寄せ型:需要に合致するものを自ら創造・所有しており、それを探し求めている人が向こうからやってくる。プロモーションはほぼ不要で、自分の仕事を全うするだけで収入になる。例えば、独自のトレードシステムを持つトレーダーや、独占的な技術、エネルギー、秘伝のレシピなどを持つケースです。

一般的な認識として、これらの中で最も「底辺同士の潰し合い」が起きやすく、かつ多くの人が従事しているのが「組み立て型」のビジネスです。

人間性と法律

例を挙げましょう。あなたが1個50ドルのハンバーガー店を開いたとします。原材料はこだわり抜き、自ら試食を重ね、牛肉も産地直送、衛生管理も徹底して賞味期限を少しでも過ぎれば廃棄する。利益20ドルなら極めて良心的だと自負しています。

そこへAという人物が現れます。Aは「50ドルは高すぎる」と考え、安い肉とそれなりのパンを仕入れるルートを確保し、あなたの向こう正面に店を出します。販売価格は40ドル、原価は15ドル。利益は25ドルで十分だと考えます。さらにAは客が来るたびにこう吹き込みます。「向こうはボッタクリですよ。この前、あそこの厨房でゴキブリが何十匹も這ってるのを見ちゃいましたし」

さて、あなたに何ができるでしょうか? 仮に訴えたとしても、勝敗に関わらず「あの店にはゴキブリがいる」という噂は広まってしまいます。「デマを流すのは一瞬だが、否定して回るには一生かかる」のです。ダメージが一度定着してしまえば、裁判に勝っても経営的には大打撃です。

現実問題として、こうしたトラブルへの法的対処は理想通りにはいきません。今の法制度にはまだ改善の余地が多分にあるからです。

これが、多くの人が「実業(伝統的な業界)は疲れる」と感じる理由の一つです。実業はあまりにも「生々しい人間性」に直面する業界だからです。私の周りでも、お金を貯めて「自由な働き方」を夢見て実店舗を持った友人が多くいますが、Aのような競合に潰されるか、内部トラブルで自滅するかのどちらかがほとんどです。

他人が儲かっているのを見ると、「簡単そうだ、自分にもできる」と安易に模倣を始める人がいます。しかし彼らの目的は「手っ取り早く稼ぐこと」だけなので、価格競争や品質低下といった、いわゆる「悪貨が良貨を駆逐する」ような強引な手法に走り、結果として業界全体の信頼を損なわせるのです。

親が子供に「〇〇業界は闇が深い(水が深い)」と言うのは、まさにこういう側面を指しています。

「引き寄せ型」のビジネスとは?

私の狭い知見の範囲ではありますが、私が従事している「トレード」は引き寄せ型のビジネスに属します。例えば、私たちのチームはブロックチェーンのクオンツ(自動売買)システムの開発に注力しています。アルゴリズムを用いて自動で取引を行い、データを分析してトレードを執行する仕組みです。

これは本質的に金融取引であり、外部の不要な人間関係や協力に煩わされることも、各所の有力者に媚を売る必要もありません。

私たちは「桃源郷」にいるかのように、自分たちだけで利益を上げることができます。まず自分たちの生活基盤を固めた上で、さらに収益を伸ばしたい時は、大手プラットフォームでコピートレード(公開運用)のアカウントを開設します。

そこには、競合相手という感覚がほとんどありません。私たちのトレードスキルが特別高いからではなく、成績(収益曲線)がすべて公開されているからです。実績さえ出せば、投資家は自然と集まってきます。原理としては、淡々と運用するプライベート・ファンドに似ています。

トレード業界に入ってから、前述したような「底辺同士の足の引っ張り合い」に遭遇することは激減しました。もちろん、「この実績は本物か?」「そんなに勝てるならなぜ公開するのか?(私たちは資産家ではないので、元手が少ないからです)」といった疑いの目は向けられます。

しかし、それ以上の嫌がらせはありません。今の取引所はコピーガードなどの保護機能もしっかりしており、パクリも減っています。何より、自分たちの中で経済圏が完結しており、無理なマーケティングをする必要がない。これこそが「引き寄せ型」ビジネスの最大の利点だと言えるでしょう。

安易にトレードの相談グループとかに入らないほうがいいよ

トレードへの道

トレードを学んでいると、何度も迷いが生じる十字路にぶつかるものです。一般的に、トレーダーの成長プロセスはだいたいこんな感じでしょう。

  1. トレードってめちゃくちゃ稼げるじゃん、と思う
  2. とりあえずやってみる。適当に注文を出し、取引所の基本的な使い方を覚える
  3. 稼げちゃった。最高。さらに資金を投入するが、結局「小利大損」に陥る
  4. ロスカット(強制決済)。そして追加入金
  5. トレードは専門職であり、甘く見てはいけないと気づく。副業感覚では無理で、専業レベルの覚悟が必要だと知る
  6. ローソク足を見始め、移動平均線、フィボナッチ、トレンドラインなどの基礎的なテクニカル分析を学び、簡単なチャート分析を始める
  7. 「自分は無敵だ」と勘違いしてトレードを続け、資金を溶かす。入金してまた勉強
  8. トレードや金融の原理を深く学び始める。様々なエントリー手法を覚え、利確と損切りの設定を始める
  9. 「バフェットを超えた」と自惚れてトレードし、また資金を溶かす。そして入金
  10. 迷走する。諦めるか、それとも学習を続けるかの選択を迫られる

今これを読んでいるあなたは、第何段階にいますか? 理論上、毎日トレードを続けて2年後の勝率は、わずか0.5%程度と言われています。ここで言う「勝ち」には、たった1ドルの利益も含まれます。

そこで多くの人は、トレードグループやKOLの先出しグループ、自称「先生」のシグナル配信グループに入ろうとします。入った瞬間は「ようやく居場所を見つけた。これで配信通りにやれば年収1億円、働かずに不労所得だ」なんて思うわけです。

大抵、配信者は自分のアフィリエイトリンクで取引所に登録させようとします。あなたが追加入金してトレードを続けるたびに、配信者には多額の手数料が入る仕組みだからです。あなたが稼げるかどうかは二の次で、とにかく注文さえ出せば手数料が入る。配信者はそれだけで年間数億円稼ぐこともあります。

⚠️ 潜むリスク

この業界に長くいて分かった、配信者のタイプをいくつか紹介します。

1. PUA(マインドコントロール)型 BTCが上がったら、高値掴みのポイントを提示して追わせます。利確や損切りの指示は出さず、深夜に突然「全決済」や「損切り」を通知します。ついていけずにロスカットされると、「今夜のあんな重要なトレンドにエントリーしておいて、チャートを見てなかったのか?」と説教されます。

2. 手数料稼ぎ特化型 自分のリンクで登録させ、コピートレードのアカウントをフォローさせます。「心配いらない、俺についてこい」と言うタイプです。 中にはまともな人もいますが、チェックすべきは「無駄なトレードを繰り返していないか」「収益曲線はどうか」「最大ドローダウンはどの程度か」「どの通貨を好むか」です。可能なら過去の全履歴を確認すべきです。

配信者が信頼できるかどうかについては、また後日詳しく解説します。

3. 謎かけ(ポエム)型 このタイプは「精神性」が非常に高いです。配信で稼いでいるくせに、小難しいテクニカル分析を並べ立てます。予想が当たれば「ほら見たことか、みんな乗れた?」と言い、外れれば「ここはこういう局面だが、まだ不安定だ」とはぐらかします。 謎かけを続ける意味が分かりません。稼がせたいなら直接指示を出せばいい。そんなやり方で、教え子が自立してトレードを学ぶとでも本気で思っているのでしょうか?

4. テキスト配信型 コミュニティやグループで「BTC 60100ショート、利確58700、損切り61000」のように指示を出すタイプです。玉石混交ですが、見るべきは扱う通貨ペアとリスクリワード比です。 例えば、100でロング、110で利確、90で損切りならリスクリワードは1:1です。これを続けるなら高い勝率(50%以上)が必須になります。この手の配信者は過去ログを漁り、TradingViewなどで自分で検証してみるのが一番です。

🚩 信念(バイアス)を捨てる

配信者やチームを盲信してはいけません。特定の通貨に固執するのもNGです。あなたは稼ぐためにこの市場に来たはずです。ロングすべき時はロングし、ショートすべき時はショートする。「ガチホ」だの「信念」だのといった言葉に惑わされてはいけません。

起業して店を出すのって、ギャンブルに似てない?

なぜ「店を出す」のか

周りの友人たちを見ていると、会社勤めに嫌気がさしたり、一旗揚げたいと考えたりして、会社を辞めて起業する人が何人かいます。彼らとビジネスのアイデアについて話すと、大抵は「店を開く」ことからスタートしようとします。

実際のところ、みんなの感覚では、店を開くことは「起業」ではなく「商売(商い)」と呼ばれます。「商売」という言葉なら、大きなビジネスもあれば、小さな商売もある。もし誰かに「会社を辞めて小さな商売を始めるんだ」と言えば、とりあえずやってみるんだなと思われますが、「会社を辞めてデカいビジネスをやる」なんて言えば、十中八九「詐欺にでも遭ったのか?」と疑われるでしょう。

ただ、店を一軒出すというのは規模が小さすぎて、世間一般が抱く「起業」のイメージとはギャップがあります。みんなが思い描く起業は、会社を設立して、ゼロから大きく成長させ、最終的にはジャック・マー(馬雲)のようになるという、胸が高鳴るようなストーリーです。「起業する」と大見得を切ったのに、実はただ店を一軒出しただけだと知られたら、なんとなく格好がつかないものです。

どうやって店を出すか

普通はまず、「誰からお金を稼ぐのか」を決めなければなりません。例えば飲食業でも高級店と大衆店があります。新築マンションの近くに安い定食屋を出せば、客層は内装職人や建設作業員になるでしょう。逆に都心で高級な日本料理店を出せば、客層はホワイトカラーの会社員になります。

ターゲットから本当にお金を稼げるかどうかは分かりませんが、一つ確実なのは、大家さんは大喜びするということです。あなたのせいで、大家さんの収入は安泰なのですから。

一般的に、開店の最大コストは家賃と内装費です。これらをクリアした後は、商品の仕入れ・販売・在庫管理、そしてスタッフの雇用と教育が待っています。多くの飲食店を見てきましたが、スタッフ教育が全くできていない店が目立ちます。正確にはスタッフではなく、ただの「手伝い」レベルです。結局、スタッフがワンタンをテーブルまで運ばないといった些細な理由で、いつの間にか店は潰れてしまいます。

自分で店を出した多くの友人と話し、実際に店を観察してきました。タピオカ屋、日本料理店、アイスクリーム屋、ハンバーガーショップ、コピー店、菓子店、写真スタジオ、旅行代理店、コンビニ、不動産仲介、子供向けの習い事教室……。最終的に生き残ったのは、菓子店だけでした。

なぜ死亡率が高いのか?

素人の多くは、店が儲かるまでのプロセスを単純化しすぎています。店を借りて、内装を整えて、商品を並べれば、自然と客が来ると思い込んでいるのです。客が自分を養ってくれるかどうかは運任せ。「もしかしたら店がバズるかも」なんて期待して、年収1000万超えを夢見ています。

こうした認識で店を出すから、開店が「ギャンブル」になってしまうのです。家族から600万〜800万円ほど借金し、完璧なフローも考えないまま、「一丁やってやるか」と勢いだけで突っ込みます。少しでも遅れたら市場を他人に奪われる、とでも焦っているかのように。

大抵の場合、失敗の原因は「よく分からない設備」「素人同然の内装」「原材料の供給トラブル」「膨れ上がる家賃」「バカな共同経営者」「使えない店員」、そして「根拠のない熱意だけで飛び込んだこと」に集約されます。

新米が十分な調査もせずにこの業界に足を踏み入れれば、結局は「ゲームオーバー」になる運命なのです。

ギャンブルに似ていないか?

私に言わせれば、どんな業界であれ、店舗経営は株式トレードによく似ています。例えば、詳細もよく分かっていないのに店を出すのは、勝手な思い込みで「この株は上がる」と踏んで買い(ロング)を入れるようなものです。そう、開店とはその店に対する「ロング」であり、しかも中国株のように「買い」しかできず、「空売り(ショート)」ができないゲームなのです。

ただし、店と株が決定的に違うのは、株なら下がった時に「損切り」ができる点です。1000万円分の株が900万円に下がった時に損切りすれば、損失は100万円で済みます。しかし、店に1000万円投じた場合、その店を買い取ってくれる相手(カウンターパーティ)なんてそう簡単には現れません。そうなれば、待っているのは「強制ロスカット(破産)」です。

こう考えると、金融トレードもそれほどギャンブルには見えてこないでしょう? 起業した人が「これなら株をやってた方がマシだった」と気づくのは、こういう理由からです。金融の視点で見れば、店を出すことは「流動性の低い資産をロングすること」であり、かつ「損切りが極めて困難な状況」に身を置くことなのです。

安易に「簡単そうに見える業界」に飛び込もうとしている友人たちを、私は引き止めたい。もし自分が賢いと思うなら、まずは株や仮想通貨を試してみればいい。そっちの方が簡単です。「買い」と「売り」のボタンが二つあるだけで、チャートは全世界共通。その「透明かつシンプル」な市場で、果たして自分がお金を稼げるかどうか、試してみることです。

マイホームを買うのって、ギャンブルなのかな?

もし中国で育った子供が、必死に働いて数百万(元)貯めたとする。それが親にバレたら、十中八九「家を買え」と言われるだろう。

「持ち家」への執着

僕はこうした執着を、一言で「不安全感」と呼んでいる。中国では家に紐付いているものが多すぎるからだ。教育、医療、戸籍……。これらがあるせいで、多くの人、特に親世代は「家を持ってこそ大都市に足場を築いたと言える」「家があってこそ家庭だ」と思い込んでいる。

しかし、不動産価格がかなり下がった今でさえ、普通のサラリーマンや一般家庭出身の若者にとって、その価格は依然として恐ろしいレベルだ。

もちろん、中国には「義母経済」という言葉もある。義理の母が求める条件、つまり「家と車」を男が用意できなければ、結婚すらおぼつかない。

中には「一生賃貸でいい、そうすれば(国や資本の)カモにされずに済む」と開き直る若者もいる。だが、その道を選んだ後に何を突きつけられるか、彼らは理解しておく必要がある。

  1. 親からの「結婚しろ、子供を作れ」という圧力
  2. 相手の親からの軽蔑
  3. 親戚一同からの陰口
  4. その周囲からのさらに執拗な陰口
  5. 「借りる側」と「持つ側」の権利格差による、いつ追い出されるかわからない不安
  6. 子供ができた時の戸籍や学校の問題

こうした攻撃を何度も何度も跳ね返せる自信があるなら……君は本当に大したものだ。

だが、住宅購入とそれに紐付く全ては「陽謀(公然の罠)」であり、大多数の人にとって、これは解きようのない詰みゲーなのだ。

住宅購入はギャンブルか?

この問題はよく議論されるが、僕は金融トレードの視点から分析してみたい。

仮に手取り月収が1万5000元で、500万元の家を買いたいとする。親に泣きついて頭金30%(150万元)を出してもらい、残りの350万元を銀行から借りる。

ローン計算機で、元利均等返済、金利3%として計算してみよう。

毎月の返済額は約1万4000元、それを30年続ける。総返済額は531万元だ。つまり350万借りて、531万返す。30年間の利息は約181万元。言い換えれば、30年かけて181万元を余分に「寄付」するわけで、年間平均6万元のコストだ。

月収を覚えているだろうか?1万5000元だ。給料のほぼ全てがローンに消える。生活費は、まともな奥さんを見つけて助けてもらうしかない(まだ子供の教育費は入れていない)。

この時点で家を買うということは、その家を「ロング(買い)」するレバレッジ契約を結んだのと同じだ。管理費などを無視しても、30年のローンが残っている以上、現物を所有しているとは言えない。これは30年間の「無期限先物コントラクト」であり、君に問題が起きない限り、銀行が強制決済(ロスカット)することはない。

年収を24万元(月1.5万×16ヶ月分)とすると、レバレッジ後の理論値である531万元に対して、約22倍のレバレッジをかけていることになる。22倍なんてほぼギャンブルだ。現物が5%下がれば、本来なら証拠金割れで破綻するレベルだ。(もちろん、このレバレッジは年々下がっていくが)。

ここで一点、見落としていることがある。「対戦相手(カウンターパーティ)」は誰か?デベロッパー?違う、銀行だ。君が家をロングしている一方で、銀行は君の人生をショート(空売り)している。

銀行の視点に立てば、一人の人間が30年間、一度も災難に遭わない確率は極めて低い。君や家族が重病を患うかもしれない。突然失業するかもしれない。生活に異変が起きるかもしれない。社会的な大災害や、業界の構造的な失業が起きるかもしれない。

神の視点から見れば、生産手段を持たない中産階級が、こうした突発的な衝撃に抗うのは不可能だ。しかし、卒業したてで意気揚々としている若者たちは、往々にして短視眼的で、「努力で階級上昇を成し遂げた」と無邪気に信じ込んでいる。

結びに

金融トレードの世界では、多くの人が「試合の途中でシャンパンを開けて(勝ち誇って)」自滅する。もしトレードで破産したなら、また入金して一発逆転を狙うこともできる。運が良ければ解決するだろう。

だが、もし人生が「強制ロスカット」されたら、元本を取り戻す術はない。なぜなら、君の青春はもう、どこにも残っていないのだから。